好きな小説を紹介する③古典小説

こんばんは。本が大好きゴッホです。小説を紹介するシリーズ、少しサボってしまいました。ごめんなさい。 今まで東野圭吾村上龍の好きな人について紹介しましたが、今回は古典小説について紹介できればと思います。

好きな小説を紹介する① 東野圭吾 - ゴッホの備忘録

好きな小説を紹介する②村上龍 - ゴッホの備忘録

古典小説の良さは昔紹介した「面白い本の条件」のうちのひとつ、時間による洗礼を全て受けているということです。長い時間を経てもまだなお語り継がれている小説というのは面白い可能性が非常に高いです。しかしデメリットもあります時間がたっているがゆえに、 書かれている言葉が昔の言語ゆえに理解しづらいということがあります 。

途中で挫折してしまうことも多いのですがハマるとめちゃくちゃ面白いそれが古典小説の魅力でもあります。僕は人生で初めて読了した方が夏目漱石の「こころ」ということもあり、古典小説なら面白い本が多いと言う古典小説信仰があったので読書初心者時代は古典小説を読みまくりました。その中で面白かったと思う小説を紹介したいと思います。

■ こころ(夏目漱石

こころ

こころ

 

名作中の名作、「こころ」を紹介したい。個人的には古典小説の中ではやはり俺がナンバーワンであった。高校の現代文の授業で「こころ」を扱っており、それまで本は1冊も読了したことがなく、現文の授業はいつも寝ていて読んだことはなかったのだが、単位が取れなそうで、「こころ」を読んで感想文を出せば単位がもらえるということで読んでみた。

「こころ」全部ではなく、確かKと自分がお嬢さんをめぐって争うあたりだったのだが、なかなかのボリュームだったのだが、恋愛がテーマということもあり、相当面白かった。

本って思っていたより面白いんだなと気づいた瞬間だった。そして、大学に入学してから「こころ」を買って全部読んだがかなり面白かったのが読書の世界に入るきかっけとなった。そういった意味ではこの本はぼくの恩人的な本なので外すことはできない。

「こころ」は明治時代を迎えに来た小説で、私が先生の遺書を読むことがメインのストーリーとなる。というかほとんど先生の話である。今回もGoogle先生に聴いてみよう。

こゝろ』とは、夏目漱石の長編小説。漱石の代表作の一つ。1914年4月20日から8月11日まで、『朝日新聞』で「心 先生の遺書」として連載され、同年9月に岩波書店より漱石自身の装丁で刊行された。なお、自費出版という形式ではあるが、この作品が岩波書店にとって出版社として発刊した最初の小説である。 ウィキペディア

先生は書生時代、師匠の娘さんに恋をする 。同じく女性であるK女優ライバルも同じく娘さんに恋をする。Kは娘さんに恋する前「向上心がないものはばかだ」というセリフを口癖にしていた。先生はこのセリフを用いて、彼をライバルの位置から引きずり落とすのだが、その結果、Kは自殺してしまう。 それを悔いて、数十年行った後先生も自殺を決意する…というなんとも切ないストーリーである。

ちなみに、夏目漱石先生の小説は他にも読んでみたのだが、どれも頭に入ってこなかった…坊っちゃん吾輩は猫であるといった名著は途中で断念してしまったので「こころ」との出会いはやはり運命的なものだったのかもしれない。

羅生門芥川龍之介

羅生門

羅生門

 

羅生門芥川龍之介の代表作である。 先ほど 現代文で物語を読んだことがないと嘘をついてしまったが、そんなことはなかった。羅生門をなぜか読んだことがあった。なぜ読んだかというと、多分名前がかっこよかったからとかそんな理由だろう。

短編で非常に読みやすい。時代は平安時代?なのでイメージはしづらい。明治時代に書かれた平安時代の話ということで、少々ややこしい。今回もGoogle先生に聞いてみよう。

羅生門』は、芥川龍之介の小説。『今昔物語集』の本朝世俗部巻二十九「羅城門登上層見死人盗人語第十八」を基に、巻三十一「太刀帯陣売魚姫語第三十一」の内容を一部に交える形で書かれたものである。生きるための悪という人間のエゴイズムを克明に描き出し、また、作者の解釈を加えた作品として著名である。 ウィキペディア 

ということで、確か登場人物は盗人と老婆だけ。盗人が非常に人間的で共感できる部分も多い。最後の

外には、ただ、黒洞々《こくとうとう》たる夜があるばかりである。」 

というセンテンスが印象的で今でも覚えている。

ところで、ググってみたら盗人ではなくて下人だった。羅生門を現代文でやると、スクールカーストが低い男のあだ名が一旦下人になる。

■斜陽(太宰治

斜陽

斜陽

 

そして、ラスト。太宰治である。「人間失格」や「黄桃」など、太宰治集的な読んだが、斜陽が面白かった。さっそくOK Googleしてみよう。

『斜陽』は、太宰治の中編小説。 『新潮』1947年7月号から10月号まで4回にわたって連載された。同年12月15日、新潮社より刊行された。定価は70円だった。初版発行部数は1万部。すぐさま2版5,000部、3版5,000部、4版1万部と版を重ねベストセラーとなった。 ウィキペディア

今回はすごい雑である。内容が何もわからない…少しwikiを読んで内容を思い出したので抜粋すると、戦後に没落貴族が東京の家を売り払い、伊豆へ引っ越す。そこへ戦争中行方不明だった弟が麻薬中毒になって帰ってきて、転げ落ちていく…という話である。

言葉遣いなどは古いので読みづらいのだが、引き込まれる内容でのめり込むように読んでしまった内容だった。

その他、古典系だと蟹工船とかは面白かった気がする。ただ、言葉が古い上に時代背景などもわからないので読みづらいことは否めない。ただ、著作権が切れているので、Kindleで無料なのは魅力的。