こんにちは、変態工学研究所 次席研究員のゴッホです。
年末年始で飲む機会が多かったのですが、「2017年一番おもしろかった本は?」という話になりました。
僕はカッコつけて「サピエンス全史」とインテリぶった答えました。
確かに、サピエンス全史は面白いのですが圧倒的なNo.1かと言われたら答えはNGです。表向きに用意した優等生回答だったことを告白します。
正直に白状すると、僕の心のベストテン第一位は「中イキマニュアル」でした。しかし、この本は読んでいることはおろか、タイトルを伝えることすらはばかれます。所持していることがバレただけで変態扱いされることでしょう。
この場を借りて「中イキマニュアル」の素晴らしさを伝えられればと思います。
■中イキするための方法論を追求した一冊
エロ系の本なので、ポップな内容を予想してたが、期待は完全に裏切られた。内容は真面目そのもの。
女性が中イキするためのメカニズム、方法論を馬鹿真面目に追求している。そのため、本文では最初から最後まで笑いの要素ゼロ。
何ならエロの要素もゼロ。扱っている題材は完全なエロだが、真面目に中イキのロジックを追求しているので読んでいても全くエロい気持ちが湧いてこない。
少しもエロい気持ちにならないのは、本書が男性だけではなく女性も対象としていることも影響しているかもしれない。
中イキするための方法が紹介されるのだが、それぞれのテクニックにおいて
・男性が女性に対して使用するケース
・女性がオナニーする際に使用するケース
の両方の視点で解説がされています。
「普段の彼氏とのセックスだとオーガズムを感じられないけど、人生で一度は中イキしてみたい」という女性にもオススメ。
■イラスト解説がわかりやすい
サウザー(@Fist_of_Phoenix )さんオススメの「中イキ完全マニュアル」読んでるんだけどなかなか科学的だ。膣内で感じるポイントは5つあるとか知らなかったhttps://t.co/ljU3lpmFXH pic.twitter.com/QgjZQNr0sq
— ゴッホ (@goph_) 2017年7月1日
いくつかツイートした中で一番反響があったツイートが上記だが、まずイラスト+テキストで解説があり、その後テキストだけでもう少し踏み込んだ解説がされるという構成になっている。
フォロワーの方が教えてくれたのだが、本全体を読んだ後にイラストの部分だけ飛ばし読みするとどんなテクニックがあったかをすぐに復習することができる。
絶対に負けられない戦いの前にパラパラとめくってみるとセックスの満足度が高まるかもしれない。
■著者プロフィール
著者の由良橋さんは「性風俗研究家」という肩書でたくさんの本を執筆されているが、その素性は謎につつまれている。wikipedeliaも存在しない。
ただ、「キス教本」や「一人Hマニュアル」など他にも興味深い本をたくさん執筆されているので読んだ際には紹介したいと思う。
■読んだきっかけ
由良橋先生の中イキ完全マニュアルは必読の一冊でしょう。 https://t.co/zZKv3b7iGk
— サウザー (@Fist_of_Phoenix) 2017年6月23日
敬愛するサウザーさんが紹介されていたのがきっかけだった。筋トレといい、オナ禁といい、僕の今の核をなしている習慣は全てこの人の紹介で始めている。感謝してもしきれない。
■その他内容
本書で紹介されていてかなり重宝している方法を紹介する。
「中イキ完全マニュアル」で紹介されている手マン方法。Gスポットとポルチオを同時に刺激する。ただ単に指を二本以上入れてガシガシ手マンするのは膣が横に広がるだけでクソ。https://t.co/ljU3lpmFXH pic.twitter.com/3ZOcBHGm3Y
— ゴッホ (@goph_) 2017年8月27日
この本を読んで初めて知ったのだが、女性の膣は奥深くまで広がっている。横に指を広げると単に膣口が広がるだけなのでダメだが、縦に指を入れてGスポットとポルチオを攻める秘技3点攻めはかなり活躍している。
指の角度のイメージとしては、物理の授業で登場した「フレミングの法則」だ。磁場がGスポット、電流がポルチオ、そして力がクリトリス。
「中イキ完全マニュアル」で外部から子宮を圧迫することで中イキを促すというものがある。正常位でお腹を押さえる、寝バック、くすぐって腹筋を硬直させる等が紹介されている。まずはお試しあれ。https://t.co/ljU3lpmFXH pic.twitter.com/rFD6CmSTO8
— ゴッホ (@goph_) 2017年9月3日
また、本書の中では繰り返し「子宮へ刺激を与えて中イキさせる」ことが語られている。
この視点はこの本を読むまで全く持っていなかったのだが、ありとあらゆる方法を使って子宮への打撃を与えることが重要な様だ。
女性の子宮のついてるポイントは個体差があるので、相手誰であれ画一的なセックスの仕方が不適切であることがわかる。バックが感じる子もいれば、座位が感じる子もいるので、その子が一番感じるカスタマイズされた方法論を学んぶことが中イキにつながるのではないだろうか。
■終わりに
いかがでしたでしょうか?敬遠されそうなタイトルではありますが、すごく真面目な内容で、女性のオーガズムに対して真摯に向き合っています。
保健の授業ではセックスの仕方を教えてもらえず、男たちは中学生くらいからAVを見てセックスのやり方を学びます。AVは男性の欲望を具現化ものなので、女性にとって適しているかというとベストではないかもしれません。
どうせセックスするなら、男だけなく女の子もオーガズムを感じてもらったほうが双方の満足度は高いと思います。
ただ、前に「女の子が本当に感じるセックス」の紹介で書きましたが、女の子のオーガズムはテクニカルな部分より安心できるかどうかなどのメンタルな部分も大きいようなので、技に溺れず普段からの女の子との関係性の構築も重要かもしれません。
「女のコが本当に感じるセックス」でアダム徳永さんのスローセックスは世界基準だったことが判明 - ゴッホの備忘録
また、この記事を書いている途中でイラスト版を発見したのでこれは速攻でポチって読もうと思います。こちらはエロそうですね。
膣性感開発・中イキ完全マニュアル イラスト版……ナカいきッ! (セブンベストムック)
- 作者: 由良橋勢,水龍敬,ありまなつぼん,U.G.E,只野さとる,Pannel,ハチノ,フルカワエツコ
- 出版社/メーカー: セブン新社
- 発売日: 2017/07/10
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