アフェリエイトで稼ぐインフルエンサーは金の亡者か?

こんにちは、貧乏アフィリエイターのゴッホです。

金融日記299号でアフェリエイトに関する藤沢数希さんの見解が展開された。

週刊金融日記 第299号 誰も教えてくれなかったWebサービスとアフィリエイトの勝利の方程式、日本も世界も株式市場はロケットスタート、青山の安くて美味しいフレンチバル、暗号通貨で誰かが儲かっている分は...|藤沢数希|note

特にAmazon楽天アフィリエイトの比較論が面白かった。アフィリエイトに留まらず、欧米企業と日本企業の比較論まで発展した。

乱暴にまとめると、「Amazonアフィリエイトシステムが最高で日本のものはクソ。官僚主義と言われる、利益を損ねても規則を忠実に守ろうとしている。」というものだった。

楽天はごちゃごちゃしていたのであまり使っていなかったが、アフェリエイトのシステムもあまりよくないとのことで、今後もお世話になることはなさそうだ。

 

時を同じくして、我らがむぅちゃんがアフィリエイトを開始した。

これまで商品紹介などもリンクなしで行っていたため、議論を呼ぶかな…と気になったが、問題ないようだ。

ソーシャルメディアアカウントのマネタイズについては過去にも書いたが、基本的なスタンスは変わらない。

SNSアカウントのマネタイズについて再考する - ゴッホの備忘録

 

ぼく自身もアフィリエイトを利用しているので、アフィリエイトには賛成だ。しかし、それは使い方次第という条件つきで。

フォロワー側から見た場合、「とにかく金を稼ぐためにアフィリエイトリンク連発、アフィリエイトリンクつきの同じツイートの再ポスト」などのテイカー的な使い方はもはやタイムライン上に表示される広告と変わらない。

一方で「自分が良いと思ったものを紹介し、その最後にアフィリエイトリンクを貼る」使い方は欲しいフォロワーがすぐに商品詳細ページに飛べるギバー的な使い方を言える。

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代〜読書感想 - ゴッホの備忘録

結局のところ、「自分のためか/フォロワーのためか」という視点でみて、前者ならあまり積極的にフォローやいいね!はしたくないし、後者ならフォロワーからしても気にならないのではないか。

 

商品を紹介する時、アフィリエイト・リンクを貼らずに商品の写真のみを貼ってるアカウントもいるが「私はソーシャルメディアでお金儲けをしてません」という「アンチ・マネタイズ」だと感じている。

「お金2.0」の感想でも触れたが、彼・彼女らはお金よりもフォロワーからの信頼を重要視しており、マネタイズによるユーザー離れを恐れているのかもしれない。

「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」読書感想 - ゴッホの備忘録

 

ただ、ユーザビリティという観点で考えると、アフィリエイトリンクの方が優れている点もある。

ツイートやブログでの紹介を見て購買意欲を刺激されたフォロワーは商品情報を調べるだろう。Googleで検索する手間をかけさせてしまう。一方でアフィリエイトの場合はリンクをクリックすれば商品詳細ページに飛ぶことができる。

どちらの経路で購買しても、フォロワーが支払う金額は同額だ。それどころか、iherbアフィリエイトの様にアフィリエイト経由の方が安く買える場合もある。

金儲けのために同じツイートを連発したり、買ってもいない商品や良いくない商品を勧める、などはアンフォロー対象だが、自分が本当にいいと思う商品を勧める分にはアフィリエイトを使った方がプラスになる点もあるのではないか。

 

インフルエンサー側から見ると、アフィリエイトを用いると金銭的なプラスがあるので紹介するインセンティブになる。

リンクを経由して購入された場合に報酬が支払われるが、その報酬は現金ではなく、amazonポイントなどサービス内でしか使えない通貨だ。

新たな商品を試すことに投資し、また良い商品を見つけて紹介するという好循環を生み出せればフォロワーにも還元される。

ぼく自身Amazonアフィリエイトを始めたことで、読書コストが下がり、たくさんの本を読むことができるようになった。そしてその中から優れていたものをTwitterやブログで紹介している。紹介の裏では実は数々のボツになった本達が眠っているのだ笑

 

インフルエンサーがギバーかテイカーかはフォロワーにはわかるだろう。

優れた紹介をするインフルエンサーは信用を得てさらに売れるようになり、もっと良い紹介をしようというインセンティブが働き正のスパイラルに入る。

逆にフォロワーからぼったくろうとしているインフルエンサーは信用されなくなり、売れなくなるので、低クオリティな紹介を繰り返し、フォロワーも離れていく…という負のスパイラルにハマっていくだろう。

 

「自分もアフィリエイト始めてみようかな」と思った場合、何から手を付ければいいのか。

最初はAmazonがいいだろう。金融日記でも大絶賛されていた様に、Amazonを儲けさせている限りはうるさいことを言われない。

そして、大抵どんな商品も揃っているし、フォロワーのほとんどはAmazon会員なので会員登録の手間がない分購入されやすい。何か自分が使ってみたり商品や読んだ本でいいなと思うものがあればAmazonで探せば大体見つかる。

登録も簡単で、以下から登録すればスマホからもPCからもアフィリエイトリンクを発行できる。

Amazonアソシエイト(アフィリエイト)プログラムに参加しよう!

 

アフィリエイトをやる場合ブログを書いたほうがいいのか?という質問をされたが、必ずしもそうではない。

まずはTwitterに商品紹介とともにリンクを貼り付けるだけで始められる。というか、Twitterに貼り付けたほうが瞬間的には売れる。Twitter→ブログ→Amazonと2段階で遷移させないといけないので、Twitterかけるリソースあたりの売上が低くなりがちだ。それに、ブログをやってない人だとそもそもブログを始めるハードルがある。

ただし、ブログは記事が検索エンジンにひっかかると長期的に流入がある。Twitterだとどんなにバズっても時間が経つと流入はなくなる。

また、検索している人は買うモチベーションがあって、調べているので購入にもつながりやすい。

Twitterはフロー、ブログはストックという整理がわかりやすいかもしれない。

 

Twitterアフィリエイトを売るのがうまいと言えば、LINEの田端さんが最初に浮かぶ。Twitterでバズらせるコツを熟知されているので、うまくアフィリエイトを絡めて拡散させる。下記のツイートは食洗機という高単価商品なので相当な収入があったのではないか。

大前研一さんの「企業参謀」を1300冊売ったことも話題となった。

 

田端さんの様にアフィリエイトリンクつきでバズを生み出せる人は稀だろう。

だが、本の内容のうち、バズりそうなキャプチャとともにリンクをつけることは誰にでもできる。

特に、漫画とかはわかりやすくてバズが起こりやすいかもしれない。

ただ、kindleのキャプチャをTwitterに貼っていいのかが著作権的にOKなのかわからないので、ここらへんは自己責任でお願いしたい。

 

読書 感想+著者メンション+アフィリエイトリンクというパターンだと著者がRTしてくれる可能性が高い。これはブログでも同様の手法が使える。

 

ちなみに、Amazonプライムビデオの映画の感想+動画+アフィリエイトリンクという手法も試しているが 、拡散はされるものの全く売れない…まだユーザーにAmazonプライムビデオが浸透していないためかもしれない。

ビデオ・オンデマンド・サービスのNo.1のネット・フリックスでアフィリエイトをやったほうがいいのではないか…と思って調べたものの、そもそもアフィリエイトの仕組みがないようだ。

 

ブログの企画力で拡散させ、売りまくるという手法もある。

レッティの坂口淳一さんはけんすうさんやLINEの田端さんなどがSarahahで紹介していた書籍をブログにまとめてバズを起こし、ブログ開始2ヶ月目で9万円の売上を上げている。サイバーマンデーなども影響した様だが、フォロワー500人に満たなくてもアフィリエイトで収益を上げられることが証明された。

【ブログ2ヶ月目】2017年12月のPVは35,268、収益は90,275円でした。 | Coの世界

 

最近、Twitterの仕様変更かAmazonアフィリエイトリンクを貼っても画像が出てこなくなった。文字+リンクだけだとTLを流れていってしまうので、Amazonの商品画像を保存してツイートに貼り付けた方がクリック数が増えるかもしれない。

 

紹介した以外にもアフィリエイトで稼ぐ方法はたくさんあるだろう。個人の時代と言われて久しいが、読者の皆さんもソーシャルメディアアカウントでのマネタイズを考えてみてはいかがだろうか。一緒にアフィリエイトで稼いで社畜を卒業しましょう!