「日本再興戦略」を読んで日本の未来の可能性に興奮した話

こんにちは、最近 Voicyにはまってるゴッホです。

Voicy というラジオアプリにめちゃくちゃハマっていて、1日2回ぐらい発信してます。

パーソナリティであり、リスナーでもあるんですけど使っていてすごく楽しいです。音声コンテンツの可能性が今後ものすごく広がってくんじゃないかなと感じてます。

 

このブログも音声入力で書いているんですけども、インプット方法が音声だとすごい楽です。けんすうさんのブログに音声入力はタイピングの3倍ぐらいスピードって書いてあったんですけど、慣れちゃうと本当にそうかもしれないです。

ぼくはmac+google docsで書いてます。

音声入力でどのようにブログを書いているのか|けんすう|note

 

落合陽一さんが出された日本再興戦略を読みました。大ヒット出しまくってる箕輪さんの編集なんですが、彼のヒット率はとんでもないですね。この本も発売から1日で8万部突破したらしいです。お金2.0は16万部ということで、この出版不況で本当にすごいです。

著者とテーマ選定、そしてマーケティングがめちゃくちゃうまいですよね。

僕もブログを1年くらい書いてきて、テーマ選定のところで勝負はかなり決まってるな感じています。

 

落合さんは筑波大学で大学教授をされつつ、ご自身で起業されていて、アーティストでもあるって言うなんかものすごい経歴です。

アカデミック・ビジネス・芸術の3つの領域全てに精通していて、最新のテクノロジーを理解している彼が想像する未来とそこで日本はどうやってプレゼンスを発揮していけば良いかということが書かれていました。

 

天才科学者と言われる男の頭の中身はやはり違うなと感じました。

詳しくは中身を見て頂きたいのですが、10〜20年くらい先の未来はどうなっているか、その中で日本に有利に働く要素がたくさんあるぞと主張します。

 

まずは東洋への回帰です。これはよく言われていますが、帝国主義が繁栄する前はずっと中国インドというアジアの時代でした。単純に人口が多いところがその GDP も高いという時代が続いていましたが、この500年ぐらいは西洋が覇権を握っていました。欧州だったり今アメリカですが、それが一巡して帝国主義以前に戻ります。

その時に日本はすごい有利なポジションにいるということを語られています。

確かに、中国から近いですし、かつて遣唐使や遣隋使を送って大陸からのメリットを教授していた時代に戻るのかもしれません。

日本人は明治以降西洋化されてますが、東洋的な良さを再発見して行った方がいいんじゃないか。東洋文化を再定義しよう、と彼は主張します。

 

国際系という文脈では自動翻訳についてのトピックがどの章でも出てきてました。将来的には自動翻訳できるようになるので、なんとなく英語喋れるだけで中身がない人ってのは今後生きていけない。逆に最低限英語喋れて、発信していくような中身が持ってる人ってのは今後伸びてくるような話がありました。

 

また、日本は少子高齢化に関しては最先進国です。それをきっかけに生まれたビジネスモデルを今度今後は海外に輸出していくっていう可能性はすごい大きいという話がありました。

確かにそうだなと納得しました。これまではアメリカが日本の2年ぐらい先を行っているいるのでアメリカで流行ったビジネスモデルを日本輸入することをタイムマシンビジネスと言うらしいですが、逆に今度は日本で流行ったものを輸出していく逆タイムマシンビジネスをやっていけると主張します。夢がありますね。

 

テクノロジーについてもは無人化ロボットによる無人化でコンビニや運転自動化について語られていました。自動運転については僕はまず頭で分かりつつも、そんなに詳しくは知りませんでした。

自動運転が実現するとまず移動っていう概念そのものが変わる様です。

タクシーに乗るコストが激的に下がるので基本的に人はもう移動しながら作業するのがあたり前になる。昔全部手紙でやっていたことを電子メールになって通信コストが下がった、というのと同じ感覚と書いてありましたが納得感ある説明ですね。

 

人々は移動という概念がなるなるので地方が今より活性化するとの見解です。確かにそうかもしれません。お金がかからず、こうやってブログやTwitterをしながら移動できたらどこにでも行きますよね。

そこへブロックチェーンによるトークンエコノミーが地方自治体に導入されます。独自で ICOなどにより資金調達をすることで政治も中央集権型から自立分散型に変わっていきそうですね。

そうすることで色々なイノベーションが起きそうです。

 

国単位だと人が多すぎてなかなか斬新なアイディアとか意思決定ができません。

アメリカは州ごとに法律の制定ができる様になっており、大麻の合法化みたいな革新的な話は先進的な西側の州から合法化しています。

日本だと今は国単位で決めないといけないので難しいですが、今後同じようなことができれば地方自治体単位で斬新なことができるのではないかと思います。

そもそも江戸時代と平安時代地方分権がうまくまわっていた様です。大きな権限を藩に与えて、自律分散型で回っていた時代に回帰するのかもしれませんね。

 

トークンエコノミーを導入する土壌が日本にはあると主張されますが、本当にそう思います。ビットコイン保有者って日本人がすごく多くて、今のビットコインバブルが弾けて富を失う人も出てきてしまうと思いますが、それ以上に日本人が仮想通貨の売り買いを経験できたという功績が大きいと思います(未だ童貞です)

世界の中でも日本はポイントが大好きな民族なので、トークンエコノミーと親和性が高いようです。日本が世界に先立ってトークンエコノミーを導入していくと面白いことになりそうです。

 

ここ1年ぐらい変化がものすごい早いです。新しいことが出てくる時にキャッチアップして学んで…という方法でやるとどんどんどんどん遅れてしまいます。

だからまずは新しいことができたとにかくやってみるのがものすごい大事になってくるのかなと感じました。

僕自身まだビットコイン仮想通貨始められてないんですけど、それは夏ぐらいに金融日記で藤沢さんが紹介していた時にまず課題図書を読んで、それをなかなか読めないで…という感じでやれませんでした。金融日記で仮想通貨が紹介された時に何も考えずにやってればって終わったんですが…

なので今年から新しいことでよっとでも気になることが出てきたら、まず試してみてます。どうかなっていうのは考えてくっていう方法に変えるようにしてます。

 

いかがでしたでしょうか 。

今後の日本を考えてく上で、この本が共通のコンセンサスになって、この本に書かれていた未来に向かって一緒に頑張って行きたいね、みたいな話ができる人が増えるとすごい嬉しいなと思います。是非読んでみてください。

 

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

日本再興戦略 (NewsPicks Book)