こんにちは、筋トレサロン管理人のゴッホです。
2018/1/10 (水)にSLACKというチャットツールを使った無料のオンラインサロンを開設しTwitterで募集しました。
筋トレサロン作りました。完全無料です。合同トレのパートナーを探したり、パーソナルトレーニングのマッチング、トレーニング記録やノウハウの共有などできればと思います。その他Twitter上では難しかったイノベーションを起こせればと思います。
— ゴッホ (@goph_) 2018年1月10日
興味ある方招待させて頂きますのでリプかDM下さい。
以下より登録をお願いします。登録するのにメールアドレスが必要です。
— ゴッホ (@goph_) 2018年1月10日
このメールアドレスは私には見えてしまうので、匿名アカウントでご参加の方は
フリーメールで個人情報に紐付かないアドレスでの登録された方がいいかもしれません。それではご参加お待ちしております。https://t.co/m2TysxJjWh
1/13土 11:24現在、231名の方に参加頂いております。
この無料サロンを佐藤航陽さん著「お金2.0」に着想を得て開設しました。
過去記事にも書きましたが、
・経済圏は参加者、インフラ、通貨があれば作れる
・仮想通貨の登場により、通貨の発行は政府の専売特許ではなくなった
・これからは経済圏は政府だけでなく個人でも作れる
上記にインスピレーションを受けて、筋トレ経済圏を作るべくサロンを開設しました。
今回は、筋トレサロンのビジョンについて書きたいと思います。
■Why:なぜやるのか
①トレーニーのモチベーションを高める
トレーニングは孤独なものだ。
ジムにたくさんの人がいてもみんな音楽を聴きながら黙々と鍛える。
合同トレーニングをすると、人に見られているのでいつも以上に頑張ることができる。しかし、独りでトレーニングをしていると見ているのは自分だけだ。つまり、自分が自分の監視役にならなければいけない。
人は自分に甘いものだ。独りだとどうしてもレップ数が少なくなってしまう。
似たような構造の競技がある。ナンパだ。
ナンパするのはものすごく勇気がいる。初心者の人だと街に行ったけど2時間くらい彷徨っただけで1声もかけられなかった…ということはザラだ。
彼らはTwitterで「出撃」などのツイートをし、フォロワーに対して自分がナンパしていることを示して自分を追い込む。
ナンパした結果を投稿して、横並びで頑張っている人がいることを見てモチベーションをもらう。
これは筋トレにも応用できる。
・ジムに行くことを宣言して、サボるのを防ぐ
・頑張っているトレーニーの姿を見て、自分がジムに行くモチベーションを高める
②マッチングの場を提供する
・トレーニー:トレーニー
合同トレーニング相手を探せる。Twitterでも可能だが、トレーニーがたくさんいるコミュニティの方が検索効率が高まる。
・女:男
フィットネスを愛する者の中には、交際する異性にもフィットネスを求める者もいる。
付き合った異性をフィットネスの世界にもいざなうこともできるが、自発的にやっている場合とは成果が違うだろう。
異性に求める第一条件がフィットネスであるというなニーズを満たすことができる。
外資系企業、理系大学など男性が多数のコミュニティでは女性が圧倒的にモテる。マッチョな彼氏を探したい女性は選びたい放題となる。
男も貴重なプリケツ女子を探すことができる。
・トレーナー:トレーニー
パーソナルトレーニングや筋トレ講習会に評価経済を導入したい。
ジムに行くと多数のパーソナルトレーニングをしているトレーナーの張り紙を見ることができる。大抵は写真、プロフィール、経歴と料金が載っている。
良い野球選手が良い監督になるわけではないのと同じ理由で、経歴からはコーチングが優れているかは判断できない。パーソナルトレーニングを受けたいと思ったトレーニーはとりあえずお金を払ってコーニングを受けてからしか良し悪しを判断できない。
一方でCtoCと言われるメルカリ、Uber、AirBnbなどのサービスは双方向で利用者のレビューが見ることができる。評価が高い売り手ほど人気が集まるので売り手は良いサービスを提供するようになる。
評価経済では参加者は利己的な動機から、高い評判を獲得しようと利他的に行動する。
これまで頑張ってフィットネスに従事してきたトレーナーが報われ、豊かになる。
トレーニーはお金を無駄にすることなく良いトレーナーに出会うことができる。
・企業:個人
法人がモニターや筋肉が大きいモデルなどを探す時、「色白」「大胸筋が発達」「逆三角形でない」など細かな条件がある場合、モデルを探すのは非常に困難を極める。
企業はトレーニーの探索コストを下げることができる。
トレーニーは金銭を得る機会を得る。
また、企業がトレーニー向けのプロモーションを行うということも考えられる。
④筋トレに特化したコミュニティからイノベーションを起こす
良いデザインは集団で生起する
という言葉がある。ポール・グレアムが書いた「ハッカーと画家」という本からの引用で、「ものつくりのセンス」という章にある文である。
とても美しい文章なのでそのまま引用すが、筋トレサロンをフィットネスのフィレンツェにすることで、たくさんのダ・ヴィンチやミケランジェロを生み出せる。
良いデザインは集団で生起する。 15世紀のフィレンツェには、 ブルネレスキ、ギベルティ、ドナテルロ、マザッチョ、フィリッポ・リッピ、 フラ・アンジェリコ、ヴェロッキオ、ボッティチェリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、そしてミケランジェロがいた。 その当時、ミラノはフィレンツェとほぼ同規模の都市だった。 あなたは何人のミラノ出身のアーティストを挙げることができるだろうか。
15世紀、フィレンツェには何かが起こっていたのだ。 それは現在に続いてはいないから、血統のせいではないと言える。 レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロに何らかの生まれながらの能力が備わっていたとしても、 ミラノにも同様の能力を持った人はいたはずだ。ではミラノのレオナルドには何が起こったのだろう。
現在、アメリカ合衆国には15世紀のフィレンツェの人口の約1000倍の人々が住んでいる。 1000人のレオナルド、1000人のミケランジェロが我々の中にいるはずだ。 DNAが全てを支配するなら、こんにち我々は毎日のように素晴らしい芸術に驚嘆している はずではないか。現実はそうではない。レオナルドがレオナルドになるには、 生まれながらの能力以上の何かが必要なのだ。1450年のフィレンツェが必要なのだ。
関連した問題を解こうとしている才能ある人々のコミュニティほどパワフルなものはない。 それに比較すれば遺伝子の影響なんて小さなものだ。 遺伝子的にレオナルドであるだけでは、フィレンツェではなくミラノに生まれてしまった 不利を打ち消すことはできない。 現代では人々の移動は激しいが、良い仕事は依然としてごく少数の「ホットスポット」から 集中して出てくる。バウハウス、マンハッタンプロジェクト、「ニューヨーカー」、 ロッキードのスカンクワークス、そしてゼロックスのParc。
どんな時代にも、少数のホットなトピックがあり、それに向けて多くの仕事をなす少数の集団がいる。 それらの中心から遠く離れてしまっていては、良い仕事をするのはほとんど不可能だ。 このような流れを押しよせたり引き寄せたりすることはある程度できるが、 完全に逃れることは出来ない。 (いや、あなたなら出来るかもしれないけどね。でもミラノのレオナルドには出来なかった)。
この章は無料で読めるので気になる方は是非。
⑤フィットネス人口を増やす
①〜④を通じて、日本ひいては世界のフィットネス人口を増やし、世界人口の総筋肉量(GMM:Gross Muscle Mass)を増やす。
■How:どうやるのか
自律分散型のコミュニティで筋トレ経済圏を作る。
・有料サロンの限界
シナプスやDMMラボを用いたオンラインサロンの場合、参加者とオーナーという中央集権型のコミュニティとなるため、スケールするのに限界があるように感じる。
参加者は課金額に見合う情報やノウハウを得たいというスタンスで参加している。与えるインセンティブがあるのはオーナーのみとなる。
オーナー:参加者が1:Nのシステムとなり、オーナーが共有リソースがスケールの上限となる。また、サロンでのテーマについて、全ての参加者より相対的に優位である必要がある。(オーナーより自分の方が優位だと思った参加者は退会する)
・無料サロンの限界
無料サロンの場合はオーナーはあくまでもシステムの管理者であり、本当の意味での運営が役割分担となる。そのためオーナーを含めた全参加者同士のN:Nのシステムであり拡張上限はMin{PCかスマホを保持するトレーニー,SLACKサーバーの処理性能}となる。
ちなみに、筆者はトレーニーのレベルをS〜Cクラスで格付けすると、ギリギリBクラスに入れるレベルだ。お金をもらった参加者のに何かを与えることはできない。
■What:何をやるのか
SLACKを使って自律分散型のコミュニティを作る、というのは簡単だが 開設3日目にして管理する難しさを感じている。
「お金2.0」に自己発展しやすい経済システムの5要素が紹介されている。
今後の発展のために、これをサロンに植え付ける必要がある。
①報酬が明確である(インセンティブ)
自動的に参加者が集まるようにするには、参加するインセンティブ設計が不可欠である。特に人間の3大欲求である3M(儲けたい、モテたい、認められたい)があるといい。
・儲ける
これはパーソナルトレーニングや講習会のマッチングでの取引が発生すれば達成できる。その他にも有用な情報を提供したユーザーにお礼でいくらか寄付できるような仕組みが考えられる
・モテたい
これは男女のマッチングで、人気のあるトレーニーがある日女子アカウントからDMが来てデートに誘われる…なんてことが起き始めると満たせる。
・認められたい
これは現在でも達成できている。ユーザーがトレーニングの記録を投稿してリアクションやコメントがついている。
②時間によって変化する(リアルタイム)
常に時間によって変化することを参加者が知っていることが重要な様だ。現状は立ち上げ期なので激しい変化に恵まれている。
今こうして記事を書いている間にも参加メンバーが増えており、次々と新しいチャンネルが作られて議論が活性化している。
それ以外にも今後外部アプリと連携することにより新しい仕組みや、トレーニー受けしそうなリアクションの導入などSLACKシステムの拡張・増強をしていく必要があるだろう。
③運と実力の両方の要素がある(不確実性)
自らの努力でコントロールできる「実力」の部分と「運」の要素のバランスが大事な様だ。
筋トレは実力の世界だ。日々のコツコツとした努力のみが実を結ぶ。
運については何かしらの仕組みを考える必要があるだろう。
④秩序の可視化(ヒエラルキー)
筋トレの世界では明確な序列がある。「筋肉が多い者ほど偉い」だ。これに異論はないだろう。
ただ、優位なポジションを手に入れたものはそのポジションを守ろうとするので新陳代謝する仕組みを入れる必要があるとのことだ。
筋肉は簡単にはなくせないので、筋肉+情報共有のうまさというのが一番良い序列の指標になるかもしれない。
⑤参加者が交流する場がある(コミュニケーション)
サロンそのものが交流の場である。
■終わりに
いかがでしょうか?まだまだ実験段階で課題も多いですがこの3日間非常にエキサイティングな日々でした。興味を持って頂けた方は下記より登録頂けると幸いです。
登録するメールアドレスは管理人の筆者には見えてしまいます。
登録する氏名は参加者全員に見えてしまいます。
匿名性を保ちたい場合はご注意ください。
また、以下にSLACKの使い方をまとめています。
また、賢明な読者ならこのスキームは他のあらゆる分野に適応できると気づいたかもしれません。特に興味関心でつながっているTwitterとの相性が抜群です。
僕も美容やナンパなどのサロンをやりたいのですが、今は全リソースを筋トレサロンに集中させたいです。
サロン運営に興味がある方は相談に乗れると思いますので、リプかDMください。